カニクレーンは、その汎用性の高さから中古市場でも国内外問わず多く取引されています。

見た目のキレイさももちろん重要ですが、一番重要視されるのが安全性と動作の正確さです。古いカニクレーンでも動作に問題なければ国内再販も十分に有り得ます。

高く売るコツとしてはオイル漏れ、燃料漏れ等が無いこと、動作がスムーズでパワーの衰えがない事が重要です。良く点検を行い簡単に修理出来る箇所は直す事をおすすめします。またサビや小キズは再塗装やタッチアップするなどの処置を行えば更に高く売れます。

ラジコンや取扱説明書等の付属品があれば査定時に伝えてください。特にラジコンやリモコンは重要視する方が多いです。また、クローラー運搬車やクローラーダンプ等の機械とセットで売ることで相場を超えることも可能です。買取業者も一度で済ませることで経費を抑えることになりその分上乗せ出来ますので、複数の機械がある場合は一度に済ませる事が高く売るコツになります。

カニクレーンとは、車両が入り込めない不整地や山間部で作業ができる移動式クレーンです。

ミニクローラークレーンやクモクレーンとも呼ばれますが一般的には前田製作所の商品名であるカニクレーンと呼ばれております。

主に定格荷重が3t未満の物になります。クローラーで移動出来、蜘蛛の足やカニの足に似た形のアウトリガーで傾斜のある場所でも安定した作業が可能になります。主な用途は石材や墓石の運搬、設置作業、造園業、林業、木材の運搬、工場内部の狭所での作業、被災地での復興作業などですが、その自由度から可能性は無限に考えられます。海外でも日本のカニクレーンの人気は高く、ビル建設時の大型ガラスの設置などで世界中で活躍しています。

普段は見かける事の少ない希少な重機ですが、特定の業種においては無くてはならない必要不可欠な建設機械です。