【徹底比較】フォークリフト免許は「実質無料」で取れる!最安で取得できる講習・制度も紹介

2025年5月13日
数ある資格の中でもフォークリフト免許は難易度が低く、なおかつ仕事に直結する『即戦力資格』のひとつです。
さらに特定の業種にとどまらず、物流・食品などの倉庫や工場などから、鉄工業・木材・土木 etc…と業種も幅広く活躍することができます。
そして、意外かもしれませんがフォークリフト免許、じつはれっきとした国家資格なんです。
未経験からでも制度を活用すれば、無料もしくは、費用を抑えて取得することができます。
多くの業界で求められるスキルだからこそ、フォークリフト未経験者でもリフトマンとして活躍できるチャンスが広がります。
フォークリフト免許を無料 or 安く取得するには?

結論からお伝えします。
無料で取得したいなら
✔️ 取得費用を支援してくれる会社に就職する
安く取得したいなら
✔️ 陸災防を受講する
✔️ 教育訓練給付金を利用する
“無料” もしくは“安く” 取りたい方には、これらの方法がオススメです。
資格取得支援ありの会社なら免許が手に入る

フォークリフトの求人を見ていると
「リフト免許がない方も無料で取得できます!」「未経験でも資格取得支援」といった記載がある会社が多くあります。
こうした支援制度が整っている企業では、免許取得にかかる費用を会社が負担してくれるため、『実質無料』でフォークリフトの免許が取得できます。
免許を取得後は、そのまま現場で活躍できるチャンスも広がるので未経験からでも安心してスタートできます。
気になる求人があれば、一度問い合わせてみるといいでしょう。
安くフォークリフト免許を取得する方法は?
陸災防で取得する

「陸災防(りくさいぼう)って何?」と思われる方も多いかもしれませんが、
正式名称は「陸上貨物運送事業労働災害防止協会」といって
国が運営している労働災害を防ぐための組織です。
フォークリフト免許(1トン以上)の技能講習も実施しており、
なんと一般の教習所より1~2万円ほど安く取得できるので、地域によっては『最安取得』ができるため非常に人気です。
🧾 陸災防に取材してみました!
「給付金制度は使える?個人でも受けられる?」
──そんな疑問を解決するため、実際に陸災防に確認してみました。
確認できたポイントはこちら:
✅ 個人での受講もOK
✅ 住んでいる県に関係なく、他県での受講も可能
✅ ただし、教育訓練給付金制度の対象外
(※講習時間の条件に当てはまらないため)
無料とはいきませんが、費用を抑えて取得したい方には、ぜひ検討してほしい選択肢です。

宮城県支部:陸災防の受講料
所持する車両資格と業務経験 | 講習時間 | 所得日数 | 受講料 |
大型特殊(限定付き)、大型、中型、準中型、普通自動車運転免許をお持ちの方 | 学科7時間実技24時間 | 4日 | 28,600円(税込) |
何の運転免許証もない方 | 学科11時間実技24時間 | 5日 | 32,450円(税込) |
①大型特殊免許(限定なし)または②大型特殊免許(限定あり)・普通自動車免許・大型自動車免許等をお持ちの方で、1トン未満のフォークリフト運転特別教育修了証を所持し、かつ事業場において3ケ月以上の業務経験がある方 | 学科7時間実技4時間 | 2日 | 18,700円(税込) |
東京の受講料はやや高めであったり、条件、開催日程は各都道府県によって変わるので、気になる方は「陸災防+県名+フォークリフト講習」などで検索し、情報を確認してから申し込むのがオススメです。
すぐに予約が埋まってしまうので、早めに予約を取ったほうが良さそうです。
教育訓練給付金制度を使う
まずこの制度が何かというと…
「教育訓練給付金制度」は、スキルアップや資格取得を目指す人を国が支援する制度。
ハローワークの雇用保険制度の一つで、対象講座はなんと約14,000講座以上。
この制度を使うことでフォークリフト免許(1トン以上)の取得にかかる費用の20%(最大10万円)が手元に戻ってきます。
どんな自動車免許を持っているかなどによって受講コースが変わり、金額も違ってきますが
何の免許もなく、フォークリフト経験がゼロでも教習所での取得費用は約45,000円です。
その場合、9,000円が補助され、実質36,000円で取得可能に。
つまり、完全無料ではないもののかなり費用を抑えて取得できる現実的な制度なんです。
この制度、申請には雇用保険加入期間などの条件があります。お住まいの地域のハローワークで事前に確認しましょう。
教習所とメーカー講習、どっちが安い?
「陸災防は家から遠い」「日程が合わない」
そんな方が次に迷うのが、以下の2つの選択肢です。
教習所のほうが安い
同じ講習時間でも、教習所の方が1万円以上安くなることが多く、
とくに35時間などの長時間コースでは、差が大きくなりがちです。
講習時間 | 教習所 | メーカー講習 |
35時間 | 約37,000円 | 約54,000円 |
31時間 | 約32,000円 | 約51,000円 |
※地域・時期・施設によって変わります。
とはいえ、どちらで受講しても国家資格としての価値は同じ。
講習内容や修了証の効力も変わらないので、安さ重視なら教習所がおすすめです。
なみに、教習所は「この地域でしか受けられない」なんて決まりごとはありません。
同じ地域でも教習所、メーカーごとにも金額が変わるので、料金や、行きやすい場所によって、自由に決めてOKです。
教育訓練給付金制度も使える

1トン以上のフォークリフト免許であれば
教習所・メーカー問わず、20%還元される、教育訓練給付金制度の対象になる講座が多いです。
この制度、受講時間が給付対象に当てはまるかどうかで使えるかが変わります。
自分で判断するのは難しいかつ、面倒なので…
給付金を使う場合、申し込み前にその講座が対象かどうかを受講先に確認したほうが確実です。
「結局どこが一番安いの?」
陸災防での受講料
と
一般教習所➕教育給付金の適用後の費用
この2つを比べてみるのが、一番おトクに免許を取るコツです。
どちらが安くなるかは、地域や条件によって変わるので、まずは両方チェックしてみるのがおすすめです。
取得費用は何にかかるの?
─取得費用の内訳─
・講習費
・テキスト購入費
・証明書用写真の発行費
・補講費用
合格率・受験資格・取得期間
合格率は98%〜99.9%
講習修了後の試験は98%以上が合格。
大きなミスを避ければ、誰でも取得可能です。過度に緊張しすぎず、落ち着いて試験にのぞむようにすればOKです。
ちなみに司法書士:3%、税理士で15%、調理師で60%の合格率でした。
受験資格は18歳以上
え!これだけ?!と思うかもしれませんが、18歳以上であれば誰でも受けられます。
あとは持っている免許によっては講習が免除され、費用や日数が変わることもポイントです。
取得までにかかる日数の目安
・1トン未満 → 最短2日
・1トン以上 → 5日間の短期で取得可能
「仕事があるから土日しか受講できない!」という方でも曜日の組み合わせに自由がきく講習もあるので安心して取得できます。
持っている自動車免許などによって講習時間が短縮され、さらに費用が安くなります。
講習場所によっても変わりますが、下記が取得までにかかる日数の目安です。
免許の種類 | 所持する免許と業務経験 | 取得日数 | 講習時間 |
1トン未満の免許 | なし | 2日 | 学科6時間 実技6時間 |
1トン以上の免許 | なし | 5日 | 35時間 |
普通・準中型・中型・大型・大型特殊(限定あり) | 4~5日 | 31時間 | |
1トン未満のフォークリフト特別教育修了証取得者(実務経験3カ月以上) | 2~3日 | 15時間 | |
1.大型特殊 2.普通・準中型・中型・大型・大型特殊(限定あり)と小型フォークリフト特別教育修了後、最大荷重が1t未満のフォークリフトの業務経験が3ヶ月以上ある方 | 2日 | 11時間 |
申請〜受給までの流れ
ハローワークで「教育訓練給付金」の対象講座か確認
↓
受講前に「申請書類」を提出
(※事前申請が必須)
↓
教習所に申し込み&受講
↓
講習修了後、1か月以内に支給申請
(遅れると対象外になるので注意!)
給付金の申請には、雇用保険の加入条件などがあるため、必ず最寄りのハローワークで事前に確認しておきましょう。
フォークリフト免許を取ったら食いっぱぐれないって本当?

数ある資格の中で、難易度が比較的低く、仕事に直結する資格の一つとして挙げられるのがフォークリフト免許です。
フォークリフト免許は、労働安全衛生法で定められた国家資格のひとつで、正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了証」といいます。
フォークリフト免許は取得しやすい資格であるだけでなく、物流・建設・製造・空港など多くの現場で求められるスキルです。
最近ではコカコーラなどでもAI搭載の無人フォークリフトが本格稼働をはじめましたが、導入コストや安全確保の問題などもあり、本格的な普及にはまだ時間がかかりそうです。
比較的簡単に取得でき、資格を活かして仕事に就ける上、70代のシニア世代でも働くことができるため、フォークリフト免許は『一生モノの資格』『食いっぱぐれのない資格』と言われています。
フォークリフト=やめとけ? その声と、どう向き合う?

「資格を取っても、実際に運転できるのは100人中2〜3人」
「現場で使えないと意味がない」
ネットで「フォークリフト 免許」と検索すると、こんなネガディブな声が目に入ることがあります。
たしかに、フォークリフト運転は ただ “運転するだけ” の仕事では決してありません。
時にはクライアントの高価な商品を扱い、何台ものフォークリフトが行き交うのに人がそばにいる、そういった環境での作業になるため、安全意識や慎重な技術が欠かせません。
でも、それは逆に言えば──
“だからこそ評価されるスキル”でもあるということです。

──「最初は向いてないと思ってた。でも、やってみたら…」
実際に現場で働く、多くのリフトマンの先輩方も、最初は未経験でした。
「自分に向いてないかも」と不安だった人ほど、やってみたら「意外とハマった」「手に職がついてよかった」「いまでは独立して自分で会社を立ち上げた(!)」といった声も聞かれます。
意外と挑戦してみて初めて、「これ、意外と自分に合ってるかも」と気づけることがあります。
まずは支援制度のある「いいな!」と思える会社を調べてみる。国の制度を活用して免許を取得する。そんな一歩から、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
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